令和7年度会長挨拶

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<会長挨拶>
令和7年度 佐原商工会議所青年部事業方針
「継 承」〜継ぐ力と承る力〜

佐 原 商 工 会 議 所 青 年 部
令和7年度会長 木 内 誠


佐原商工会議所青年部令和7年度会長の木内誠です。

現在の日本は、新型コロナウイルス感染症の影響から派生した、世界的な物価上昇の影響を受け、日本でも円安による輪入物価の上昇や、異常気象やエネルギーコスト増による国内物価も上昇しており、国民の家計や企業経営に大きな打撃を与えております。

また、少子高齢化や多様性、働き方改革などによってデジタル化(DX化)によって働き方やビジネスモデルの変革が進んでいます。このように多様化等が進む中、新しいビジネスモデルやエポックメイキングなことがトレンド化していると感じます。デジタル化による新たな変革は望ましいものとは思いつつも、ビジネスや社会の基礎を損ない、脆弱な基盤の社会構築がなされるのではないかとの懸念がされています。また、デジタルツールの進化が速く、追い付くことすら難しくなっています。

デジタルツールを習得すれば、技術や仕事を覚えたこととなってしまうような誤った認識が浸透しつつあると感じており、このような時代だからこそ、先人が培ってきたものを継承していくことが大切であると思います。

今年度のスローガンである「継承」とは、継ぐ(継続して守ってきたこと、物をつなぐこと、後に引き継ぐこと)であり、承る(受けること、守り続けること)です。まさに師匠と弟子の関係のように、物事や精神、技術を受渡すことを言います。継承には信頼関係が無くては為されません。

今年度はこれまでの委員会組織も変更し、地域開発を目的とした主に外部との連携等を行う「地域開発委員会」と、会員同士の交流を目的とした主に内部を高めるための「会員交流委員会」という組織としました。総務委員会には全体の総括的な役割を担っていただき、これまで委員会の無かった県連出向者については、「対外交流委員会」を新たに創設し県連活動に邁進していただきます。

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